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日記を兼ねて文章を書く練習

読書メモ

『嫌われる勇気』

 

嫌われる勇気

嫌われる勇気

 

🔺まとめメモ🔺

  • 自分は経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定する
  • なにかしらの目的に沿って生きている『目的論』

(怒りとは出し入れ可能な道具。捏造される。)

  • 自分の不幸を武器に相手を心配させ言動を束縛し支配しようとする

(自らの不幸を「特別」であるための武器にしているかぎり、その人は永遠に不幸を必要とする)

(私たちの文化では弱さは非常に強くて権力がある)

  • 対人関係の軸に競争があると、人は対人関係の悩みから逃れることはできない。

(他者の幸福を「私の負け」であるかのように捉えてしまうから祝福できない)

  • 今、自分が置かれている状況、その責任を誰かに転嫁する、他者のせいにしたり、環境のせいにしたりすることで、『人生のタスク』から逃げている。それによって自分も騙している。

人生のあり方を決めたのは他の誰でもない自分自身であるのに。

  • あなたが『人生のタスク』(仕事、交友、愛)を回避しようと「人生の嘘」にすがっていたとしても、それはあなたが「悪」に染まっているからではない。道徳的価値観から糾弾されるべき問題ではなく、ただ“勇気”の問題。
  • 他者からの承認を求めてはいけない。「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない。
  • 他者もまたあなたの期待を満たすために生きているのではない。相手が自分の思う通りに動いてくれなくても怒ってはいけません。
  • 承認欲求は『賞罰教育』の影響でもある。

褒めてもらえない→適切な行動をしない

罰がない→不適切な行動もとる

  • あらゆる対人関係のトラブルは他者の課題に土足で踏み込む事ーあるいは自分の課題に土足で踏み込まれることから起こる。

子供の勉強に関しては、それが本人の課題であることを伝え、見守る、援助する。頼まれもしないのにあれこれ口出ししない。

  • 他者にどう思われているかよりも先に自分がどうあるかを貫く。嫌われたくはないけれど、嫌われても構わない『嫌われる勇気』
  • 対人関係のカードは自分が握っている(相手がどう思おうが関係ない。課題を分離する)
  • 共同体感覚ー共同体とは過去から未来、宇宙の生物無生物全て。
  • 他者からどう見られているかばかりを気にかける生き方こそ「わたし」にしか関心を持たない自己中心的なライフスタイル。
  • 「わたし」にしか興味がない人は自分が世界の中心と考える。相手が自分に何をしてくれるのかばかりを考える。
  • 褒めたり叱ったりする背後にあるものは「操作」です。
  • 対人関係を縦でとらえ、相手を自分より低くみているからこそ介入してしまう。
  • 横の関係に基づく援助のことをアドラー心理学では「勇気づけ」とよんでいる。
  • 人が課題を前に踏みとどまっているのは、その人に能力がないからではない。純粋に「課題に立ち向かう“勇気”がくじかれていること」が問題。
  • 人は褒められることによって「自分には能力がない」という信念を形成していく。もし、あなたが褒められることによって喜びを感じているとすれば、それは縦の関係に従属し、「自分には能力がない」と認めているのと同じ。

褒める事とは能力のある人が能力のない人に下す評価だから。

  • 褒められるということは、他者から「良い」と評価を受けているわけです。そしてその行為が良いか悪いかを決めるのは他者の物差しです。もしも褒めてもらう事を望むのなら、他者の物差しに合わせ、自らの自由にブレーキをかけるしかありません。

 

  • 人は感謝の言葉を聞いた時、自らの主観によって他者に貢献できた事を知ります。

私は共同体にとって有益なのだ

自らの価値を実感できる

人生のタスクに立ち向かう勇気がもてる

 

  • 価値とは自らが自らに与えるもの
  • 人間は対人関係を縦でみるか横でみるかのどちらかしかできない。相手によって使い分けられない
  • 年長者を敬うことは大切だが、意識の上で対等であること、そして主張すべき事は堂々と主張する事が大切
  • 自分に自信が持てないからこそ自意識過剰になってしまう
  • 自己への執着を他者への関心に切り替え、共同体感覚を持てるようになるとありのままの自分に自信が持てるようになる
  • 肯定的なあきらめ、人には変えられない部分がある。元来『あきらめ』には『明らかに見る』という意味がある。物事の真理をしっかり見定めること、それがあきらめ(自己受容)
  • 信頼とは他者を信じるにあたっていっさいの条件を付けないこと
  • 無条件の信頼とは、対人関係を良くするため、横の関係を築いていくための「手段」なのです。
  • 『他者貢献』が意味するところは自己犠牲ではありません。「わたし」を捨てて誰かに尽くすことではなく、むしろ「わたし」の価値を実感するためにこそなされるもの。
  • 悲しい時には思いっきり悲しめばいいのです。痛みや悲しみを避けようとするからこそ身動きが取れず、誰とも深い関係が築けなくなるのですから。
  • 人間は『優越性の追求』という普遍的な要求がある=向上したい、理想の状態を追求したい

→かなわないと悪い事をして注目を集めようとする。→『安直な優越性の追求』

叱るからやめない→注目を集めたい

  • 『普通であることの勇気』

なぜ特別になる必要があるのか。それは普通の自分が受け入れられないから。

普通である事は無能なのではない。わざわざ自分の優越性を誇示する必要などない。

高邁な目標はいらないのか?

目標にたどり着くまでが仮の姿、途上になってしまう。人生の大半が途上になってしまう。目標が達成されないと「仮の人生」のまま、人生が中断されてしまう。

  • 人生とは連続する刹那なので「いま、ここ」が充実していればいい。
  • 計画的な人生など、それが必要が不必要かという以前に、不可能。


「キーネーシス的な人生」

ーー始点と終点があり、なるべく効率的に始点から終点まで

エネルゲイア的な人生」

ーー過程そのものを結果とみなすような動き。旅、登山など。


我々はもっと「いま、ここ」だけを真剣に生きるべきなのです。過去が見えるような気がしたり、未来が予測できるような気がしていまうのは、あなたが「いま、ここ」を真剣に生きていない証拠なのです。

 

  • 人生はつねに完結している。
  • 人生における最大の嘘、「いま、ここ」を生きない事です。
  • 今ここにありもしない過去と未来に光を当てない。
  • 人生には一般論として語れるような「意味」などない。人生の意味はあなたが自分自身に与えるものだ。
  • 迷った時の導きの星は『他者貢献』

あなたがどんな刹那を送っていようと、たとえあなたを嫌う人がいようと、まようことはないし、なにをしてもいい。